旧事本紀研究会
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今日のふるごと -77-

 道は是れ理の宜しき也。更、不遠矣(とおざけず)、極を致す也。賢に非ざる則は近づけず。其の宜しきを知らず。之を竭すこと、また聖に非ざる則安からず。其の中に堪えず数を押すことや亦難し矣。其の遠からざるを知り而、信に止り、以て迷わざる則は道に入って當らずと雖も又、空しからず。其の近からざるを知りて慎しみに止まり以て慢(みだ)さざる則は善も成らむ。

「御語本紀」より

 道とは理に順うことである。また道から離れず極めることである。賢明でなければ理を知り行うことができないが、凡人にはそう努めることが容易ではない。努めつづけていくことも難しい。極めようと努め信を持ち続け、道から逸れずにいると極めに至らずとも近づいていくので空しくはならない。未だ到達しないことを自覚し慎んで道を歩みつづけていくとき、それは善と成る。
 
 人知で割り切れないことを既存の知識で解決しようとしたり、迷信を思い込みそれで終りにしてしまうことへの警鐘。道の教えを理解することは難しい。だが信をもって教えにそって努め、極めていくことの大切さと、不慢(みださざる)則というのは、迷わず怠らず、教えの理解を徹底せよと教えられた。

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